霊能者が語る縁結び、縁切りの場

神社参拝でご利益をいただくために、実行すべきこと【前編】

Enkiri

近年、パワースポット・スピリチュアルスポットのブームがあり、それが定着したためか、以前より神社を訪れる方が多くなっています。そのため、ネットの特集記事やテレビでの特集番組などで参拝ルールも紹介され、マナーを守る方が増えているのはよいことです。
しかし、杓子定規にマナーを守っているだけでよい参拝ができるかというと、そうではないと思います。神さまによりご利益をいただくには、どうしたらいいでしょうか?今回は参拝のしかたではなく、実際に神社に参拝に行くとき、どんなことをすべきかについて詳細にご紹介したいと思います。ぜひ参拝時のご参考になさってください。

参拝前に参拝する神社について調べておこう

いま、多くの神社がホームページを持っています。どんな由来を持っているのか、どんな歴史があるか、どんな神さまが祀られているかは事前にわかることが多いです。さらに、そこを参拝・訪問した方のブログなども閲覧可能。これらに目を通しておくことで、神さまとより親しい交わりが期待できるばかりでなく、お社内の名所・旧跡などにもれなく触れることができ、さらには複数の神さまが祀られている場合も、その神さまそれぞれにふさわしいお願いごとをすることが可能になります。

たとえば、商売繁盛の神さまであればお店の繁盛・会社の業績アップを、学業の神さまであれば成績アップ・お仕事のスキルアップをお願いするなど、一ヵ所で複数の神さまそれぞれに最適なお願いごとができる訳です。そして、どんな由来を持つ神社かを把握しておくことで、より参拝の趣を深めることができます。

よく神社でお願いごとをする際、住所や名前を神さまに告げて、どこの誰がお願いしているか明らかにするというような勧めがありますが、お願いごとをする側の人間が、いま、どんな神さまにお願いしているかを知らないなんて失礼ですよね。その神さまはどんな神さまなのかは事前に把握するのはしかるべき礼儀といってよいでしょう。

お散歩などでたまたま見つけた神社であれば「お由緒書」などを読んで知ることも楽しいものですが、予備知識があればこれだけのメリットが得られ、神さまへの礼儀が尽くせるのです。ぜひ参拝前にはうかがう神社を予習してみましょう。

マナーはもちろんだが、気持ちが大切

神社参拝に関して、さまざまなマナーが紹介されていることは前述のとおりですが、その多くは神さまを畏れ、敬う気持ちを持っていれば自然に守れることです。鳥居をくぐるとき、拝殿の前に立つとき、真ん中を通る、中央を陣取るなどは謙虚な気持ちがあればできないでしょう。つまりは心のあり方、気持ちが大切なのです。そして何より、心静かに、落ち着いた気持ちで参拝することが大切。ざわざわと波立っている、あるいはささくれ立っている心情のままでは、参拝すべきではありません。心の穢れを吐き出すように息を吐き、境内の正常な空気をゆっくりと取り入れる呼吸をして心を静めましょう。

お願いごとですが、じつはひとによっては「お願いごとはせず、神さまに感謝を捧げ、身を清く保つことや精進することを誓うのみにすること」とアドバイスする方が少なくありません。お願いごとを私欲と考え、避けるべきと考えている方もおられるのです。これはほんとうに神さまを畏れ敬う姿勢で、ご立派だと思います。しかし、人間の弱さを素直に認め、神さまのお力を借りようとすることも、謙遜な気持ちと言えましょう。

ですからせめて、お願いごとをするときはまず日頃のご守護を感謝し、つぎにこれから叶えたいお願いごとに対し、自分はどのような努力をし、どのような生き方をするかをご報告し、最後に実現へのお力添えをお願いするようにしましょう。ここであえて「ご報告」と書きました。「誓い」を立てることはご立派ですが、おすすめできません。なぜならば、もし誓いを破ってしまったとき、神さまに嘘をついたことになってしまうからです。ですから、あくまで、「こうした努力をしていきたい」というご報告にとどめるべきだと思います。そして「神さま、絶対こうなるようにしてくださいね」などという神さまを自分の意のままにしようとするような傲慢なお願いのしかたは、もってのほかと心に刻みましょう。

おみくじ・絵馬は引く・書くほうがよい

あなたは神社を参拝してから、おみくじを引く、絵馬を奉納することをしていますか?あれば引く、奉納することをおすすめします。おみくじを引くことは神さまからの啓示を受けることに相当すると考えます。心で感応することがいちばんですが、できる方は限られたごく一部の方である上、精神状態がかなり研ぎ澄まされていないとむずかしいでしょう。

その点おみくじは誰にでも引けて、読むことができます。よりよい生き方のヒントになることもたくさん書かれていますので、よく読んで心にとどめましょう。神社にはおみくじを結ぶ場所が設けられていますが、すぐに結ぶと内容を忘れてしまうので、持ち帰って熟読することをおすすめします。後日結びにくる自信のない方は、iPhoneやスマホで撮影して、その場で結ぶのもよいでしょう。

絵馬を書くことは神さまに願いを届けることになります。神さまとの繋がりを具体的に形にすることにもなります。スピリチュアルスポットに自分の名前・願いごとをとどめることで、神さまとより深く繋がることにもなり、お力を借りることが可能です。成功哲学的見地からも「書くことは願望を実現する上で重要」とされており、効果があると考えられます。絵馬に住所を書くことをすすめる方もおられるようですが、個人情報の流出になるのであまりおすすめしません。都道府県レベルにとどめるか、絵馬を奉納するとき、心でご報告するようにしましょう。

神社参拝でご利益をいただくために、ぜひ実行したいこと【前編】をお届けしました。後編では湧水の使い方やご神木とのかかわり方、鳥居をくぐることについて述べたいと思います。また、参拝する時期についても触れたいと思います。お楽しみにお待ちくださいませ。

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