霊能者が語る縁結び、縁切りの場

霊能者が語る縁結びスポット

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私たちのように電話占いで霊感霊視の仕事をしている霊能者なら各種の祈願はできて当然と思われていますし、中でも縁結びや縁切りの祈願ができなければ仕事をしていけないくらいです。そんな能力を持った霊能者が縁結びや縁切りのスポットをわざわざ紹介するのは何か矛盾しているのでは…などと思う人もいるかもしれませんね。 でも霊能者なら土地の気も霊視できなければなりませんし、何より縁結びや縁切りの力は人も土地も天より授かったものという意味では同じなのです。人に宿れば霊能者となり土地に宿ればパワースポットとなるわけですね。そしてこのようなスポットは圧倒的に神社やお寺が多いのです。もともと神社やお寺はその場所にある大きな気を安定させたり、あるいは増幅させるために建てられている場合が多いのです。規模の大小にかかわらず由緒ある神社やお寺はほぼこれに当てはまると言っていいでしょう。つまり願望成就させる強いパワーがそこには確かにあるということなのです。

霊能者が語る縁結びスポット

縁結びスポットとして誰もが真っ先に思いつく、日本で一番有名な場所はやはり出雲大社でしょう。出雲大社の祭神は大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)、一般的にはオオクニヌシノミコトと呼ばれる因幡の白兎で有名な神様です。この大国主大神は結びの神様と言われています。それが出雲大社を縁結びの神社であるという所以なのですが。でも大国主大神にまつわる話を見る限り、男女の縁を取り持つようなイメージは湧いてきません。

実は大国主大神の結びの力はもっと広範囲にわたります。つまり恋愛を超えた人と人の繋がり、仕事やお金の縁までをカバーしているのです。大国主大神は幾多の困難や試練を乗り越えて国を作り須勢理比売(すせりひめ)を娶りました。それを成しえたのは助けてくれる、力を貸してくれる存在があったからこそと言えます。つまり大国主大神は縁によって生かされ達成した、それが縁結びの神様となった所以ではないでしょうか。

縁結びスポットイメージ

他の縁結びの神社の祭神も似たようなものです。もっとも日本神話に登場する神様は、他の国の神話のように恋愛や結婚に特化した神様が存在しないというのもありますが。縁結びの神社の似たような特徴をあげるなら、祭神が夫婦そろって祀られているところが多いようだ、ということでしょうか。でも伊勢神宮のように女性の神様が単体で祀られているような神社になると「どこが縁結びなのだろう」と思いたくなりますね。しかも伊勢神宮の祭神の天照大神(あまてらすおおみかみ)は独身ですし。

このように祭神にまつわる話だけ見ると、「大変縁結びらしい」と思える物はほぼないのです。それでも縁結びの神社やお寺を参拝した人からは「好きな人と両想いになれた」「恋人ができた」「結婚できた」という声が多数寄せられていて、そこが縁結びの場であることを証明しているのです。これではまるで都市伝説のようですが、先に述べたようにその場が強い気を発しているから縁結びの場となっているということなのです。

私も縁結びの神社と言われている場を何ヵ所か訪れたことがありますが、気の性質は様々ですがどこも強い気を感じました。

大事なのは願望成就の気持ち

ただ肝に銘じてほしいのはどんなに有能な霊能者でも、そして神様でもオールマイティではないということです。有能な霊能力者だから、縁結びで有名な神社だからと難しい恋愛をしている人は期待したくなるのは当然なのですが。

でも神様はもともと縁のない人たちを結びつけることはしませんし、ストーカーのようなエゴの塊の愛情を成就させるわけにはいかないのです。また自分の内にある不浄な物や情欲への執着などを清め、断ち切ってからでないと縁結びの気が働かない場合もあります。こういう場合はしかるべき縁切りが必要となるわけですね。

縁結びイメージ

可能かどうかを見極めるためにも、「あの人との恋が成就しますように」と神様にお願いするのはもちろんありです。でもそれと同時に本当の自分の縁を受け入れるまっさらな気持ちも持っていてください。そしてその神社をお参りするルールや縁結び祈願のやり方を守ること。これは神様に対する礼儀でもありますし、縁結びの気を効果的に取り入れるための重要なことでもあるのです。

次回は縁切りの場について語りたいと思います。

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