もえさが解決録

産土神社の重要性
~遠方への神社参拝の前に産土神社へ出かけよう~

Ubusunagami

産土神の解説

みなさんは自分の産土神を知っていますでしょうか?

産土神という言葉を初めて聞くという方もいらっしゃると思いますので説明しますと、産土神は、” うぶすながみ”、”うぶしなのかみ”、”うぶのかみ”、など地方によって読みかたは変わってくるのですが、神のありかたは全国で共通しています。それはその土地固有の土地神だということです。なお検索ワードとしては「うぶすながみ」が多く見つかりますので、一般的な読みかたは「うぶすながみ」とされています。我々霊能力者は、産土神を「その土地で生まれた人間の永遠の守護」という非常に重要な役目をもった神として奉っております。

産土神イメージ

通常の守護霊は、入れ替わりなどでその人間を最後まで守ってくれることは少ないのですが産土神は違います。産土神の守護は、この世に生まれてから死を迎える最後の瞬間まで続きます。ですので産土神を知り奉りあげることには、恩返しでもありこれからの守護をより強力にしてもらうためにも大変重要な意味があるのです。

さてこれからが重要なのですが、産土神は土地固有の神だということです。これはつまり産土神はひとりだけではなく、地方によって何千、あるいは何万もの種類がいるという意味になるということです。さらに厄介なことに産土神が守護をしてくれる人間は、たとえ親兄弟であろうとも共通しているとは限らないということです。これを聞きまして、「土地に生まれた人間を守ってくれる神様なのに、同じ土地で生まれた親兄弟でも共通していないとはどういうことなのか」と混乱される方が多くいらっしゃいます。混乱されるのも無理はないのですが、これにはれっきとした理由があるのです。それは、たとえ生まれた土地が同じであったとしても、産土神の守っている土地の区分は人間とは異なるからです。○○市○○町というような住所区分が有効なのは人間の世界のみであり、神様の世界においては土地の住所や所有者が異なると言えば解りやすいかと思います。

人間の魂には大元となる原点があります。魂の原点とはあなたの魂が生まれた場所であり、その原点を管理し魂を育てる神様が産土神ということになります。つまり産土神はあなたの魂の親でもあるということです。親が子供を見放すことがないように、産土神もまたその土地で生まれた人間を見放すことは絶対にありません。産土神は、あなたの喜び、悲しみ、怒り、あらゆる出来事を理解し共に分かち合ってくれる慈愛に満ちた神様なのです。

さてここまで説明を受けまして、産土神に感謝の気持ちを伝えたいと思った方もいらっしゃると思います。その気持ちはとても素晴らしいことなのですが、具体的に産土神に会うためにはどうすればよいのでしょうか?その答えがこれから説明します「産土神社」となります。

産土神を奉る産土神社とは?

産土神社とは、その土地その土地の土地神を奉っている神社を指します。勘違いされがちなのですが、産土神社というのは神社の名前を指す言葉ではなく、その土地の神様を奉っている神社のことです。つまり産土神社という名前の神社でも、そこにあなたの産土神がいるとは限らないのです。

産土神社でやるべきことですが、参拝がメインとなります。生まれて一度も引越しなどをされていないという方は、近所の神社がこの産土神社という場合が多いですので、お気軽に済ませることが出来ます。しかし、「近所の神社は小さいし有名でもないので、参拝しても御利益がなさそう」「どうせ参拝するのなら、全国的に有名な神社にお参りしたほうが効果もある」という人もいらっしゃいます。しかしこれは間違った考えかたです。産土神社への参拝は、その人間の魂の原点といえる神様へあいさつに行くということです。産土神はその人の魂の親といえる存在ですので、困ったときはどの神社のどの神様よりも力になってくれます。有名な神社に住む神様は霊験が高く非常に強力なのですが、神様にとっては「所詮は他人」と思われています。わが子や親戚を優遇するのはなにも人間の世界の話ということではなく、神様も自分に近い魂を優遇しますので、その土地の人間ではない方はなかなか恩恵を受けることが出来ないのです。そういうわけで、神様の力を借りたいならば、自分の土地の産土神を優先すべきなのです。しかしそれでは、その土地の生まれでもない人が有名神社にお参りに行くという行為には意味はないのでしょうか?いいえ、手順さえ守ればその土地の生まれでは無い人でも、有名神社の御利益を受けることが可能になります。

有名神社の神様から力を借りる方法としましては、その神社の近くで暮らし出産するのが一番なのですが、それはあまりに現実的ではありません。ですので神様に力を借りたければ、神様に自分を助けてくれるように話し合いをするのが一番です。そしてその為には、産土神社に参拝をしなくてはなりません。神様と話し合いをしたいと思っても、人間の前には神様はなかなか姿を表してくれませんし、神様と交信したくても霊能力がなければ意思疎通は不可能です。だから、あなたに最も近い産土神に話をつけてもらいましょう。つまり有名神社の神様に力を借りる手順とは、産土神社に行った後にお目当ての有名神社に参拝をすれば良いのです。

あなただけの産土神社と鎮守神社の見つけかた

有名神社に行ったとしても、その前に産土神社に行かなくては意味が無いと説明しましたが、それでは自分の産土神社が分からないという場合はどうすればよいのでしょう。そんな時こそ電話占いを頼って下さい。

電話占いでは、人間の魂のルーツを霊視や守護霊交信によって調べることが出来ますので、あなたの産土神が住んでいる産土神社を見つけ出すことが出来るのです。はじめの方で説明しましたが、産土神はたとえ家族であっても異なる場合があります。また、近所の地図を見れば分かると思いますが、実は神社はひとつの地域に複数ある場合が多いので、産土神社ではない神社を勘違いして参拝しているということが非常に多く見られます。

また、現在実家から遠く離れて暮らしているので、産土神社に参拝出来ないという方は鎮守神社を調べると良いでしょう。鎮守神社とは、産土神と最も近い親族の神様が住んでいる神社のことで、鎮守神社を参拝しますとそこを通じて産土神との関係を強めることが出来ます。

また鎮守神社には、さまざまな種類があります。自宅の鎮守神社、職場の鎮守神社、学校の鎮守神社、病院の鎮守神社といった具合にそれぞれ得意とする分野が異なりますので、毎日の生活を安らかにすごしたいなら自宅の鎮守神社、会社内でのトラブル回避や出世を願うなら職場の鎮守神社、これからテストや資格検定を受けようとしている方は学校の鎮守神社、入院生活を無事にすごしたいという方は病院の鎮守神社というように、願いの関連から近い鎮守神社を選ぶほど参拝の効果は上がります。

有名神社ではその神社に住む神様が最も得意とする御利益を受けることが出来ます。しかしその前に、産土神社で産土神と会ってからでないと神様は助けてくれません。これから受験を控えている人、絶対に恋愛で失敗したくない人、宝くじを当てたいと思っている人、その願いを聞き入れてくれる有名神社に出かける前に、あなただけの産土神社、もしくは鎮守神社を見つけてあいさつすることが正しい参拝の手順です。あなただけの神社を知るということは、あなたにとって一生の宝になることでしょう。

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